「英雄復活リベンジ・オブ・ジャスティス」
第3部「宇宙編」

ゲームマスター:いたちゆうじ

【参加募集案内】(後日談編《通算第10回》/第3部《本編全3回+後日談編》)

サブタイトル「謎や伏線、ばらまきすぎてどう回収するの、最近のアニメ・特撮は!? の巻」

 日本。
 デッドロードの巻き起こした冷気の危機は去り、平和を取り戻した東京。
 日本のデッドクラッシャーズ勢力はほとんど掃討され、各地で警察や自衛隊が再び活動を再開し、行政による治安機能は回復しつつあった。
 そして、国会議事堂では、デッド星人の襲撃によって中座していた「対アーマードピジョン法」法律案の審議が再開されていた。
「みなさん! いま、この法案の存在意義として何があるというのですか? ガーディアンがデッドロードを倒してくれたからこそ、私たちの今日があるのではないでしょうか。これほどまでの功績を示されてもなお、ガーディアンたちを日本社会から駆逐する法を制定しようというのですか? 果たしてどれだけの国民が支持してくれるでしょう?」
 与党・自衛党で第2番目の勢力を誇る派閥「滅入派」を率いる代議士・滅入芸太郎は熱弁を振るっていた。
 異例のことだが、与党内でも法案の成立を巡って賛否両論があるのだ。
 滅入議員率いる「滅入派」は、特に反対の立場に立っていた。
 ガーディアンに対する好意からだけではない。
 ガーディアンたちがデッドクラッシャーズの性犯罪者部隊を壊滅させたことが、滅入派を支持する女性団体に好印象を与えたことが、ある。
 さらに、法案を提出するよう政府に圧力をかけていたアメリカ政府が、ガーディアン弾圧の姿勢を崩したことも、「法案にもはや意義なし」とする声に力を与えていた。
 アメリカの国民は、ガーディアンの一人が発動した精神系スペシャルテクニックの影響で熱烈なガーディアン支持派に変わり、各地でガーディアンを讃える記念行事が開かれるほどだった。
 アメリカの大統領もまた、スペシャルテクニックによって心をあらためられ、一時期計画していた日本への原爆投下を撤回するほどであった。
 いまや、アメリカ政府は平和を取り戻した日本政府に干渉するのをやめようとしている。
 少女監禁などの罪で終身刑が確定したローリー司令官の後釜としてやってきたジャクソン司令官は親日派として知られる人だった。
 反対派にとっては、「対アーマードピジョン法」を成立させなければいけない理由など、どこにもないように思えるのだった。

 アーマードピジョンの事務スタッフが会合を開く、チャット空間。
 いま、そこでは組織の行く末について、重要な決定が出されようとしていた。
「先ほどもいったように、私はピジョンのリーダーをやめようと思う。新しいリーダーはきみたちが話しあって考えて欲しい。ガーディアンたちとの契約は、私が組織を抜けると同時に終了するが、また新しいリーダーと契約することになるのかどうかは、きみたちの課題だ」
 ミスターゼットは、淡々とした口調でいった。
「急に、何を言い出すんですか。デッドロードが倒れたところで、闘いが終わったわけではありません。世界各地に、デッドクラッシャーズの残党が存在します。彼らが日本に再び侵入してこないように、日本を防衛する仕事もあるでしょう。それに、対アーマードピジョン法が成立しかねない状況で、私たちの組織がこのままでいいのかどうか、改革を検討すべきときです。それなのに、なぜリーダーは急にやめるのですか?」
 スタッフたちは戸惑いの念を隠せない。
「こういっては何だが、この組織はもともとボランティアだ。私も、きみたちスタッフも、報酬などはもらっていない。組織は莫大な資金を保有しているが、そのほとんど全てが、傭兵であるガーディアンたちの報酬に使われているというわけだ。私はこれまでボランティアでやってきたが、そろそろ本業が忙しくなる時期なので脱退したいのだ」
「でも、ボランティアであってもリーダーとしての責任があるのでは? それに、あなたについて私たちは何も知らないが、グレイト・リーダーの遺志を継ぐのではなかったのですか?」
「遺志を継ぐなどといった覚えはない。ただ、グレイト・リーダーが倒れた後、組織が総崩れとならないように配慮してやっただけだ。宇宙的脅威であるデッド星人に対抗する手段をこの星の戦士たちが生み出すかもしれないというので、導きと監視の役を与えられて、私はこの星にやってきた。戦士たちはよくやってくれた。デッド星人は王を失い、主力艦隊を失い、いまや母星に閉じこもっている状態だ。今後は宇宙平和維持軍がデッド星をずっと監視することだろう。誰も出てこられないようにな。私がこの地にとどまる理由はもうない。必要以上にこの星の社会に干渉することは禁じられているのだ。地球人が自分たちの治安のためにつくりだしたこの組織は、リーダーもやはり地球人が務めるべきだ。そう思わないか?」
「は、はあ……」
 スタッフたちは、「何をいってるんだろうこの電波は」といいたいのをこらえていた。
 まるで、ミスターゼットは自分は宇宙人だといわんばかりだが、あまりにも突飛な話で、誰も信じる気にはなれなかった。
「まあ、責任といえば確かにそうだし、きみたちに助言していこう。対アーマードピジョン法は、成立しないと思っている人も多いようだが、私は成立の見込は高いと考える。闘いの間は、戦士たちを敬愛する者も多いだろう。だが、闘いが終わり、脅威が去ればどうだ? 人々は現金なものだ。戦場になら適応する戦士たちも、平和な社会からみれば煙たい存在なのだ。おまけに、戦士たちは自分たちがしてきたことの報いを受けなければならなくだろう」
「報い、とは?」
「わからないのか。きみたちは政治的なことについては本当に素人だな。闘いが終わって、これからガーディアンたちが悩まされることといえば決まっている。自分たちを規制する法令。そして、莫大な額の損害賠償請求だ」
 ミスターゼットが言葉を切ると同時に、映像のイメージがチャット空間に流れる。
「先日の報道だ。みたまえ」
 ゼットは、次々に報道の映像を流した。
「大阪市では、破壊された大阪城の修復費用をガーディアンに請求すべきだという市民団体がデモ行進をしており……」
「秋葉原の闘いで亡くなった市民たちの家族が、死亡の原因はガーディアンたちの流れ弾だったとして、集団訴訟を検討していると、弁護士を通じて発表があり……メイド以外の人々がほとんど亡くなっている事実には多くの人が不審がっており……」
「ガーディアンたちが超甲人機を破壊した際に起きた爆発で、破片が身体にくいこんだ人々が後遺症に苦しみ……」
 映像を切って、ゼットは言葉を続ける。
「聞いていると、確かにガーディアンに責任のあることもあるし、その一方で、そこまで責任を押しつけられてはかなわない、ということもあるだろう。だが、重要なのは、社会全体が戦士たちの賠償責任を問い始める流れは止められないということだ。何しろ、ガーディアンたちの活動は日本の法令を遵守したものではなかったのだからな。責められれば、私たちは窮するのだ。戦士たちがおとなしく賠償に従うならまだいいが、苦労して得られた報酬を手放す気になる者など、いないだろう、あの連中には。組織が肩代わりするにも限度がある」
「では、リーダー、私たちはどうすればいいというのですか」
「遅かれ早かれ、日本にはいられなくなるはずだ。既に、きみたちスタッフの何人かは海外に移住し始めているというではないか。我々がメインで使うサーバーも、日本にはない。そう、日本にはいられなくなるが、海外ではまだ、ガーディアンを必要とする連中はいるのだ。先進国はゴッドクロスを量産化してデッドクラッシャーズの残党と闘う武器にするようだが、それではまだ足りないだろう。各国の支部を撃破するには、これまでその道のノウハウを積んできた者たちにやってもらうのがベストだ」
「では、アーマードピジョンは日本を出て、今後は主に海外で活動すべきだと?」
「そうだ。デッドクラッシャーズのロシア支部、メキシコ支部は特に強大と聞く。そこの住民たちはガーディアンを喜んで迎えるだろう。国によっては、日本の警察からの引き渡し請求に従わなくてもよいところもあるだろう。それに、聞いているだろう? ガーディアンたちに好意的になったアメリカ政府が、スペースコロニーの建設計画を進めていることを」
「アメリカ政府が、宇宙空間でコロニーの建設作業に従事するガーディアンを募集しているという話は、既に正式な連絡が昨日きたところです」
 スタッフがいった。
「そうだ。日本以外なら、いくらでも活動の道はあるのだ。まっ、コロニーはピジョンの目的とは全く関係ないが、世界中どこに行っても追われるようなガーディアンは、宇宙にあがった方がいいだろう。私も、最後にある募集をかけるつもりだ」
 ゼットは謎めいたことをいった。
「教えて下さい。もし、日本にとどまって活動を続けるとしたら、どうすれば?」
「うん? そうだな。まず、法案の成立は何とかして阻止しなきゃいけないな。そして、アーマードピジョンを根本的に改革しなければならない。一度解散することも視野に入れるべきだろう」
「改革というと、どのような?」
「本当に無害な団体にするか、あるいは……一種の宗教団体にするのもいいだろう」
「宗教団体!?」
 スタッフたちは目を丸くした。
「日本英雄教会は、ガーディアン一人一人を現人神として祭りあげている。その流れに乗るのがいいだろうな。宗教団体になれば、政府も活動の規制には慎重にならざるをえないだろう。熱心な信者を集めて、ひとつの勢力になるんだな。では、さらばだ。後は、自分たちで道をつくるのだ、地球人たちよ」
 ゼットの姿が、チャット空間から消えた。
 後には、スタッフたちが茫然とした風で取り残されていた。

 再び、国会。
「さて、みなさん。本法律案の審議が再開されたばかりですが、私はついに決心がつきましたのでお話したいと思います」
 対アーマードピジョン法案の審議をさえぎって、ときの首相が発言した。
「な、何だ!?」
 ざわめく議員たち。
「え〜今回、デッドロードが富士山頂にて闇の力を解放したために日本中が冷気に包まれた中で、日本の政府は何ら有効な対策を講じることができず、対アーマードピジョン法案を提出していながら、ガーディアンたちの活躍で危機が回避されるのを黙認する状態となっていました。私としては、今回の件での政府の無策の責任をとり、ここに辞任を表明する次第であります」
 ざわざわざわ。
 突然の辞任表明に、議場は荒れた。
「何ということを! これから日本は再生していくというときに首相がやめるなんて! あまりにも無責任だ!」
「そうだ! 失敗の責任は、今後首相としてベストを尽くしていくことでとるべきだ!」
 与党の議員から、次々に湧きあがるヤジ。
 だが、野党は違った。
「いいぞ、やめろー! お前の代わりなんていくらでもいるー!」
「内閣総辞職で、総選挙開始だ! 我々が勝って国政を導こう!」
 騒動の中で、滅入氏は静かに目を閉じていた。
「これで宮川派はおしまいだな。辞職による総選挙で自衛党が再び与党になったなら、そのとき党の総裁になり、首相となるのは……」
 滅入氏は、自分の行く末を静かに案じていた。
 だが、まずは選挙に勝たなければならない。
「誰か、ガーディアンで議員に立候補する奴はいないかな?」
 滅入氏は、突拍子もないことを言い出すのだった。

 ガーディアンに通信。
「諸君、先日のデッドロードとの闘いではご苦労だった。多数のガーディアンがROJを発動したようだが、結果的に事態が解決したのはよいことだった。実をいうと、私はもうピジョンのリーダーを辞任して、本業に戻るところだ。今後どうするかは、諸君たちそれぞれが考えるのだな。だが、せっかくだから私からひとつ提案をさせてもらう。宇宙平和維持軍では、今後も宇宙全体の治安を維持するため、腕のたつ傭兵を求めている。直近の任務としては、ブラックホールに隠れ棲む宇宙海賊討伐の仕事がある。もしきみたちの中に希望者があれば、○月×日午後1時に、お台場までくるのだな。そこに、戦艦ブライトからの迎えをこさせよう。一度地球を出れば、当分の間帰ってこれないことを申し添えておく。では、さらばだ!」
 ミスターゼットからの通信が途絶えた。
「宇宙平和維持軍!? 何をいってるんだ、もう。どこまでも電波な奴だな」
「冷やかしでお台場に行く奴はいるかもしれないが、寒い目に逢うのがオチだな」
 通信を解読したガーディアンたちがぼやく。
「でも、いきなりの辞任か。ときの首相が辞任したとはいえ、対アーマードピジョン法が成立する可能性はまだあるしな。かりに廃案になったとしても、これから損害賠償責任がわんさと出てくれば、俺たちはもう日本にいられなくなるかもしれない」
「闘いは終わったんだ。もう国内で賞金が出るような仕事はないだろう。カタギに戻る潮時かな」
「でも、世界各地のデッドクラッシャーズが平和を取り戻した日本を攻めてくる可能性はあるな。特に中国支部の連中はヤバいらしい」
「まあ、外国に行くのもいいかな。コロニーの仕事も面白そうだし」
 ガーディアンたちは、それぞれの身の振り方を決めようとしていた。
「でも、俺たちのこのレッドクロスって、結局どういう経緯で開発されたものなんだろうな?」
「さあ。亜細亜博士って人が開発したらしいけど、よくわからんな」
 最後に残る疑問に、傭兵たちはため息をつく。
「そういえば、エリカは?」
「好きな男を失って、茫然としているよ。次元の狭間を漂うあの男を回収する作戦もすすめられているそうだが、報酬も出ないのに誰がやるんだろうな」
「そうだよな。で、フルメタルは、どうなった?」
「あれから次元転換装置の発動を示す図形が表示されることはなくなったようだが、代わりにおかしな動きを示しているらしい。多摩丘陵の、デッドクラッシャーズ日本支部の基地が破壊された跡に向かおうとしているらしい」
「日本支部の? あそこに行ってどうする?」
「さあ。一部の噂じゃ、亜細亜博士とレッドクロスの謎を解き明かしにいくようだが」
「博士の記録があるのか? それをみつけてフルメタルはどうする?」
「もしかしたら、そのAIで判断するのかもしれないな。レッドクロスをこの世からなくすべきかどうかを」
「……」
 そこまで話して、ガーディアンたちは口をつぐみ、重い沈黙が生まれた。
「これ、捨てるべきかな?」
 己のクロスを示し、苦笑いするガーディアンたち。
 彼らの行く末は?

 ガーディアンたちに通信。
「やあ、みんな。ドクター・リスキーはいま、本社ビルの倒壊したホビー・デルタ社の再建に乗り出したところだ。ところで、みんなに対する世間の風あたりが強いようだが、ホビデ社の開発した冷凍装置に入って、ほとぼりがさめるまでコールドスリープに入るのはどうかな? 目覚めがいつになるかは、諸君の希望次第だ。100年後でも、1000年後でも構わない。それまで装置が無事に維持されるならだが。私はいつの日か、諸君たちの力が再び必要とされるときがくると信じている。希望者は連絡してくれ。それでは、また」
 ドクター・リスキーからの通信がきれた。

 そして、この世のどこか。
「ガーディアンたちめ、俺たちはもう奴らを許せない!」
「そうだ、奴らは結局ダメな連中だった!」
 悪の組織とは別の、反ガーディアン勢力が着々と同志を増やしつつあった。
 反ガーディアン勢力。
 その中核には、あの日本平和主義連盟も存在していた。

 そして、日本の街角。
「讃えよー! 讃えるんだ! ガーディアンは神だ! 実力ある英雄こそが我々を救って下さるのだ! みな、英雄を讃えて、少しでもその姿に近づけるよう、修行に励もうではないか!」
 日本英雄教会が、熱心に信者を募集していた。
 彼らの配るビラには、有名ガーディアンたちの写真が本人たちには無許可で使用されていた。

 果たして、ガーディアンたちはどうなるのか!?
 やっぱりコロニーか!?

【シナリオ登場キャラクター(NPC)】

☆デッドナイト☆
 デッドクラッシャーズ所属だが、特定の支部には所属せず、自分の意向で自由に行動できる謎の戦士。黒い馬にまたがって空中を駆けまわる騎士型。単独でアメリカのペンタゴンを壊滅させたという実績を持つ。その正体は古代アトランティス帝国の王族で、アトランティスが海底に沈んだとき、秘術によって自らの魂をオリハルコンの鎧に封入し、不死の戦士としてよみがえった。ガーディアンとの闘いで鎧を破壊され、魂だけの姿となった彼は、地球とデッド星をつなぐ『扉』をくぐってデッド星に転送され、以後の消息は不明である。必殺技「デッドソード一閃」

☆デッドロード☆
 デッド星に突然現れ、それまでの王を倒して革命を起こし、新しい王となった謎の戦士。全身黒ずくめの鎧に覆われ、人間と馬が一体化したケンタウルス型の姿をしている。剣と槍、そしてデッドフォースと呼ばれる暗黒エネルギーを全身から噴出させて攻撃する。肉体を持たない精神体のみの存在だったが、ガーディアンによって精神体そのものに攻撃を加えられ、この世界から消えていった。後に残された鎧が邪悪な思念を持って暴れたが、ガーディアンの一人によって次元の狭間に封印された。必殺技は「デッドブリザード」「デッドガード」「デッドロイヤルストレートフラッシュ」だったが描写されない技も多かった。

☆ミスター・ゼット☆
 グレイト・リーダーに代わるアーマードピジョンの新リーダーとして登場した謎の男。宇宙的スケールでものを考えられるらしい。知的でクールな印象を与える彼だが、その正体はグレイト・リーダー以上に謎に包まれている。
 
☆エリカ☆
 デッドクラッシャーズのアジトで亜細亜博士の助手を務めていた少女。光のクリスタルを持って組織を脱出したがネコ男爵につかまり、瀕死の重傷を負ったがレッドクロスの力で復活、武装メイドに変身できるようになる。アーマードピジョンではレスキューチームのリーダーを務める。

☆滅入芸太郎(めいる・げいたろう)☆
 国会議員であり、与党である自衛党において第2番目の規模の派閥を率いる。アーマードピジョン支持派であり、アメリカ政府主導で提出された「対アーマードピジョン法」法律案に強い反発を示している。アメリカ大統領と会談し、デッドロード打倒に向けガーディアンと協力する話をまとめる。

☆ドクター・リスキー☆
 現代医学の権威といわれる、天才的医学博士。医師として、数々の困難な手術を成功させるが、法外な値段で報酬を要求するため、嫌われている。特に毒物質の除去に優れるという。ホビー・デルタ社の研究部門に所属していたが、デッドクラッシャーズの攻撃で本社ビルが崩壊。一時アーマードピジョンに捕われていたが抜け出し、ホビデ社の再建に乗り出す。

☆亜細亜博士☆
 デッドクラッシャーズの基地で研究に従事させられていた科学者。レッドクロスを発見し、その技術を応用して超甲人機を生み出し、光と闇のクリスタルを開発したとされる。もともとはアメリカ政府の設立した、南太平洋の孤島にある未知文明研究所で働いていたらしい。古代アトランティスの文明を研究しているうちにレッドクロス開発のヒントを得たというが……? デッドクラッシャーズに協力しながらもアーマードピジョンにレッドクロスを提供するなど、謎に満ちた行動をとる。開発した光のクリスタルをエリカに持たせて研究所を脱出させてから、裏切りが発覚したため、悪の組織によって処刑され、生命を落とした。

【アクション案内】

i1.議員になって「対アーマードピジョン法」成立を阻止する
i2.日本を出て、海外のデッドクラッシャーズと闘いに行く
i3.日本にとどまり、ガーディアンとして日本を悪の手から守り続ける
i4.日本にとどまり、ガーディアンがこれまでしてきた罪をつぐなう
i5.日本にとどまり、アーマードピジョンの組織改革を行う
i6.アメリカ政府に雇用されて、コロニー建設のために働く
i7.宇宙に出て、ミスターゼットとともに宇宙平和維持軍に参加する
i8.レッドクロスの謎を探るため、フルメタルとともに多摩丘陵へ向かう
i9.レッドクロスを捨て、ガーディアンもやめ、普通の市民に戻る
i10.アーマードピジョンのガーディアンたちに闘いを挑む
i11.ほとぼりがさめるまでコールドスリープに入る
i12.次元の狭間に飲み込まれたガーディアンを探しにゆく

【マスターより】

 本当の最終回、真の最終回、裏の最終回(謎)の募集です。結局前回はバトルの描写がほとんどだったので、それぞれのキャラの行く末を、みなさんの好きなように描いて下さい。前回のシナリオ、私の最大の課題は「衝突回避」でしたが、果たして今回はどうなるのか!? あと、一部キャラの「更生」も課題でしたがうまくいきませんでしたね……。なお、コールドスリープに入った方は、もし続編が運営されるときは、そのまま同じキャラを登場させることができますので(笑)。それでは、本当に最後ですので、みなさんよろしくお願いします。

【次回サブタイトル】(予定)

「そして伝説へ」