産業革命後のヨーロッパに似た世界"サンクチュアリ"。
サンクチュアリの地方都市のひとつに、"モノクローム"という街が有る。
人々は大時計台を中心としたその街で、平和でのん気に暮らしていた。

が！
そんなモノクロームに忍び寄る黒い影！

"怪盗ゼロ"と名乗る人物が、数日前から街のあちこちに"予告状"とやらをばらまき始めたのだ。
曰く、"今夜十二時、あなたの家の戸棚のおやつをいただきます"、"今夜十二時、
あなたの家の犬の首輪をいただきます"etc.

どうでもいい予告状の数々に、人々は困惑を隠せない。
モノクローム市警の熱血新人刑事・アールは、善良な市民を怪盗から守る為、もしくは今日も自身の暇をつぶす為に捜査を開始する。
「この街始まって以来の大事件よ！！」と叫びながら。

そして街角のあちこちに貼られた人探しの貼り紙。キャビネット探偵社の探偵助手・エルによると、数日前より探偵キャビネが行方不明だという。果たして事件との関係性は？それともただの自分探しの旅なのか？

モノクローム史上最大の難事件（※アール刑事命名）の行方は、この街への来訪
者達に委ねられている。