「ジャイアント・インパクト・たこ焼きを作ろう!」(調達編)

ゲームマスター:夜神鉱刃

【シナリオ参加募集案内】(第1回/全2回)

 とある昼下がりの日のこと……。

 冒険者ギルド「ワスプ」の店前で、赤い髪を束ねた冒険者風の好青年がホウキを掃いていた。青年が掃除道具を動かしている真下では、猫のぬいぐるみがチリトリを持って座っていた。

「ふう……。とりあえず、掃除はこれぐらいでいいんじゃないかな? ひとまず、中の人に報告しようか?」
 赤髪の青年が、真下にいるぬいぐるみに向かってにこやかに話しかける。

「うん、店前がだいぶキレイになったよね! いいんじゃない? とりあえず報告だね?」
 ぬいぐるみも真上を見ながら、仕事を終えた満足げな顔で応答する。

 ここでお掃除している者たちは……。
 青年の方がジニアス・ギルツ(PC0025)という名で、猫のぬいぐるみ(に憑依している)の方は、ラサ・ハイラル(PC0060)という名の冒険者コンビである。
 先日の「ウマウマドラゴン」の依頼以降、彼らはワスプで雇われることになったのである。基本的に彼らの仕事は、戦闘依頼を手伝ったり、用心棒をやったり、厨房の手伝いをしたり……と色々やっているが、時には今日みたいな雑用をやることもあるのだ。

 さて、そろそろ休憩の時間になるが……。

「おう、ワスプの兄ちゃん! いつもご苦労だな! わりいが、このパンフ、厨房長にでも渡しておいてくれねえか?」

 大柄の商人風のオヤジさんに話しかけられた、一瞬、戸惑うジニアスたち。
 だが、2人は、そのおじさんが商店街にいる近所の人だとすぐに気が付いた。

「はい? その小冊子をうちの厨房長へ渡せばいいんですか?」
 ジニアスは、パンフレットを受け取りながらも、丁寧に応対する。

「おう、近々、この商店街(広くは、この商店街がある聖アスラ学院地区全体から参加者を募る)で『ジャンクフード祭り』といった祭りが開催されるんだよ! うめえジャンクフードを作れる食べ物屋どもを集めて、世界各地の様々なジャンクフードの屋台を出店してもらって、王位の座を決める食のバトルってとこだぜ!」

(へえ……。ワスプ近辺では、そんなお祭りが開かれるのか!?)

 ジニアスは目を丸くしながらも、食い入る様にパンフレットをじっと見つめていた。
 パンフレットには、確かに、祭りに関して飲食店関係者への呼びかけがびっちりと記載されていた。

「よし、ジニアス! 厨房長たちへさっそく報告だ! ボクたちも手伝おう!!」
 ラサはジニアスの肩に飛び乗り、パンフレットを見つめている相棒の横で話しかけた。

「ああ……すぐに報告しよう! ……おじさん、パンフ、ありがとうございます!」
 パンフレットをくれた男に軽く会釈した後、ジニアスとラサはワスプの裏口へと帰って行った……。

***

 ジニアスとラサが厨房長へパンフレットの件ですぐに報告すると……。

「うん……2人とも、ご苦労。おや? 今年もあの祭りをやるのか? ううん、楽しみだな……今年の出し物は何にしようかな?」

 休憩中の厨房長は、口ひげをなでながら、パンフをじっくりと読み出す。
 パンフレットには、各飲食店の参加条件や注意事項、日程の段取りなどが詳しく書かれているようだ。

「おっす、ジニアスとラサ、元気かい? 俺もちょうど休憩に入ったぜい! おや? 厨房長、何ですかい、そのパンフ?」

 突然現れたのは、当ワスプのバーテンダー&コックのナイト・ウィング(NPC)である。いつもながら、ひょうひょうとした態度と表情で、ひょっこりと出て来たのである。

「ええと……ナイトさん、おつかれさまです! どうも、この辺の商店街で『ジャンクフード祭り』といったお祭りが開かれるみたいで、うちも出店しないか、と呼ばれているんです」

 部下のジニアスがさっそく状況を早口で説明すると、ナイトは、ニヤリと笑った。

「ふっふっふ……。待ちに待った日が来やしたぜい! ところで、ジニアスとラサは今年が参加は初めてかい?」

「うん! 毎年、こんなお祭りがあったなんて、ボク、知らなかったよ! いやあ、でも楽しみだなあ、お祭り……。ボクは食べられないけれど……」

「お祭り」という華やかな響きに誘われ、精神体の幼女はうっとりとした顔を浮かべた。

「よし、ナイト! 今年はおまえに任せる! おまえがうちを代表する料理を作ってくれ! それとジニアスとラサもナイトを補佐してやってくれよ!」

 厨房長は、ナイトの肩をぱんぱん、と叩くと、休憩を終え、厨房へと帰って行った。
 ナイトはポーカーフェイスだったが、厨房長の姿が見えなくなると、がっくりと肩を落とした。

「ふへえ……。荷が重いですぜい……。ま、やるしかねえっすけれど!!」
「まあまあ、ナイトさん、一緒にメニューを考えるの手伝いますから!」
「うん、ボクも手伝う!!」

 こうして、お祭りの出し物代表に任命されたナイトは……。
 新入りの部下たちに励まされた直後、一瞬で立ち直り笑顔になって、厨房へと向かって行くのであった……。

***

 ナイトは、厨房で何皿かの料理を作っていた。
 そして、出来上がったメニューをすぐさま、ゲストルームへ運んできた。
 ゲストルームには、「試食係」のジニアスとラサが待機していた。

「ええと……。メニューですが……。例年のうちの傾向、そしてライバル店らの傾向から分析して……以下の3点のどれかが良いかという結論に至ったぜい!」

 テーブルに並べられたのは……。

 ワスプ特製のスタンダードなホットドッグ……。
 同じく、ワスプ特製の豪華な具材が乗っているミックスピザ……。
 最後に、これもワスプ特製のあつあつカリカリとろとろのたこ焼き……。

「お!? すごい! どれも美味しそう!!」
 ジニアスはさっそく、ナイトから皿に分けて盛ってもらった。

「ま、ボクは食べられないから、コメントだけするかな?」
 相棒が食べている横で、彼の反応を確かめながら、助言をしよう、とラサは思い至る。

「で、どうですかい!?」

 ナイトの質問に対して、ジニアスが出した答えは……。

(はぐはぐ……。どれも美味いが……。うう〜ん……。ホットドッグはあまりにも定番中の定番みたいな味で決定打に欠けるなあ……。ミックスピザは豪華だけれど、具の多さで勝負している感があってアピール面でどうかな……。たこ焼きは、これも定番だけれど……ワスプのたこ焼きは割と評判もいいし……実際にいい味だし……もう一工夫できれば……)

 食べて悩んでいるジニアスの横で、ラサが代わりに答える。

「なかなか悩ましいね、ジニアス? その表情だと、ホットドッグは定番すぎる、ピザは具が多すぎる、で、たこ焼きにしたいところだけれど、いまいち決め手がない……とか!?」

 相棒の妥当な回答に、思わずたこ焼きをのどにつまらせるジニアスだった……。

「げほん、げほん……すみません……。ですが、ナイトさん、その通りです……。このたこ焼き、店で出す分にはもちろん合格点以上の代物ですが……もうひと押し、なんとかできませんか?」

 そのように部下の2人から言われ、ナイト自身、それぞれの味を試食してみた。
 最後にたこ焼きを食べながらも……何かを考えていたようで……腕を組んで空の方向を見上げていた……。

「ううむ……。おまえさんたちの言い分ももちろんわかるぜい……。だがなあ……あと一点、何が足りないのやら……」

 あがいているナイトの隣にやって来たぬいぐるみは、ぽん、と手を打った。

「インパクトだよ! たこ焼きにインパクトを付けよう!!」

 ラサの何気ない一言で……。
 ナイトの頭脳の中で何かが有機的につながった!

「そう、それですぜい! インパクト……といえば……ジャイアント・インパクト・タコですぜい! そいつがあれば!!」

 突然、立ち上がり叫び出す上司の奇行を受けて、ジニアスは思わず椅子からひっくり返った。

「あいたたた……。急にどうしたんですか、ナイトさん!?」

「結論が出ましたぜい! 近いうちに、サウザンランドへ行きやしょう! あの南国国家の海域で、ジャイアント・インパクト・タコを狩って来やしょう!」

「え? ナイトさん……なんですか、それは!? ジャイアンって……!? タコのジャイアン!?」

 驚いて質問するジニアスと口をあんぐり開けているラサに向かって……。
 ちっちっちと、舌を鳴らして人差し指を振るナイト。

「マギ・ジスタン世界における究極のタコの食材ですぜい! あのタコがあって、うちの調理技術なら、優勝は確実ですぜい! ま、簡単に言えば、あのウマウマドラゴンに匹敵する珍味ですなあ……。もっとも、倒すまでが大変で、強敵のタコだぜい!」

 こうして、3人で会議した結論を厨房長へ伝えに行ったら……。
 即座にOKが出て、さっそく、仕事依頼掲示板にて募集がかけられることになるのであった。

***

【仕事依頼】「ジャイアント・インパクト・タコを調達して欲しい!」

依頼人:ジャック・ビーハイブ(当ギルドの厨房長&支配人)

依頼内容:当店が近日中に参加を検討しているとある食のお祭りにおいて、新素材が必要です。具体的には、件名通り、ジャイアント・インパクト・タコを1匹、調達して頂ければと考えております。ご存知かと思いますが、件のタコは市販の養殖では出回っておらず、サウザンランドのシーフード海域の沖にしか生息しない希少種です。つきましては、野生のジャイアント・インパクト・タコを捕獲して当店まで運送して頂きたいのです。

現地情報:依頼を受けてくださった方々には、サウザンランドのシーフード海域の沖へ実際に行って頂きます。ルートとしては、聖アスラ学院地区にある転送装置からサウザンランドのシーフード地区の転送装置まで、まずは飛んで頂きます。その後、シーフード港にて、当店のサウザンランド支部が所有する漁船(スズメバチ5号)をお貸し致しますので、その船に乗って沖まで進んで頂きます。沖へは当店支部のヘリコプターが空中から誘導しますので、目標地点までの移動をお願いします。目標地点にたどり着き次第、ヘリがタコの餌をばら撒きますので、ジャイアント・インパクト・タコが5分もしないうちに海上へ出現するはずです。その後の戦闘と捕獲の方をよろしく頼みます。なお船の移動や戦闘に関しては、当店スタッフのナイト・ウィングも同行させて頂きます。現地でご用がおありの際には、彼に何なりと言いつけてくださってけっこうです。

注意点:件のタコは珍味になる希少種であると同時に、大変凶暴で強力な魔物でもあります。強さを例えれば、かのウマウマドラゴン1匹分の強さにも匹敵するほどでしょう。またジャイアント・インパクト・タコは、共生関係にある多数の手ごわい魔物も従えているボス格の魔物でもあります。戦闘は海上での乱戦になる恐れがあります。当依頼、命は保証しかねますので、腕に覚えのある方からのご応募をお待ちしております。

報酬:依頼に成功しましたら、まず報酬金として1人(1PC)につき3万マギンを差し上げます。残念ながらジャイアント・インパクト・タコは貴重ですし、素材として料理に使用するためおすそ分けができません。その代りですが、記念品として、当店特製のハチミツを1人(1PC)につき1瓶、差し上げます。

【解説】

 今回のシナリオは、「ジャンクフード祭り」に備えているワスプに依頼され、たこ焼きの素材となるタコを狩ってくるお話となります。全2回分のシナリオですが、今回は「調達編」となります。(次回は「お祭り編」となり、実際にお祭りに参加します)

 今回の戦闘シナリオは、船を操縦しての海上戦となります。基本的に、「攻める」(たこを狩る)、「守る」(船を守る)、「船を操縦する」のいずれかの行動を選択し、シナリオを攻略して頂きます。


<シナリオ成功条件>

・このシナリオは、ボス(ジャイアント・インパクト・タコ)を1匹倒して、船に捕獲し、戦線から離脱した時点で「成功」となります。大タコは殺しても殺さなくてもかまいません。戦闘不能に追い込んで、捕獲できれば良しとします。

・大タコ以外にも多数の敵が出て来ますが、敵を全滅させる必要はありません。狙うは、大タコ1匹だけとなります。

<シナリオ失敗条件>

このシナリオは、いくつかの失敗条件があります。

1.PCの全滅

2.大タコの捕獲に失敗

3.船の大破

以上の条件のいずれかに該当するとゲームオーバーでシナリオ失敗となります。

 さて、皆様に戦闘して頂く「地形」は、以下のようになります。

<地形情報>

戦闘場所:サウザンランドのシーフード海域の沖

周辺:見渡す限り海のみ。着陸できる島などはない

水深:10km

天候:晴れ(当日は雨や時化の心配はない)

気温:24℃(初夏の気温)

 そして、戦闘舞台となる「マップ」は以下のようになります。



 続いて、敵、味方のNPC情報は以下のようになります。

<敵NPCデータ>

・ジャイアント・インパクト・タコ

解説:当シナリオの捕獲目標でありボスの位置にある敵キャラ。サウザンランドのシーフード海域の沖に生息する巨大なタコ。サウザンランドのみならず、マギ・ジスタン世界において、めったに食べることができない貴重なタコ。どんなタコ料理に調理しても世界最高峰の味を保証。マギ・ジスタンでは、ハイランダーズ国家に生息するウマウマドラゴンと互角の希少価値と美味さを誇る。

外見:巨大な赤いタコ。全長20m。体重500kg。

数:1匹

属性:水(火に強く風に弱い)

HP:特大程度
MP:大程度
攻撃力:大程度
防御力:中程度
敏捷性:中程度
運:中程度
知能:そこそこ高いが、人語は解せない

攻撃手段:

たこ足アタック:巨大なたこ足でムチ攻撃。ダメージ特大程度。近距離・中距離・長距離攻撃。無属性攻撃。

タイダルウェーブ:巨大な津波を起こす攻撃。ダメージ特大程度。中距離・長距離攻撃。属性は水。

指令:部下のモンスターたち(ブルーカモメ、サーベルフィッシュ、電撃クラゲ)に命令を出して統率行動を取らせる。

黒スミ攻撃:黒いスミを吐いて周囲を暗黒状態にする。近距離・中距離・長距離攻撃。当たってもダメージはないが、しばらく行動不能になる。

水・氷無効化:パッシブスキル。水属性と氷属性の攻撃を受けても無効化してしまう。

参考:強さの目安は、4、5PC分に匹敵。ウマウマドラゴン1匹と互角。

・ブルーカモメ

解説:ジャイアント・インパクト・タコと共生関係にあり手下関係にあるカモメ。性格はカワイイ外見と裏腹に好戦的。空中戦を得意とする。

外見:青いカモメ。クチバシが鋭利。カワイイが目つきが鋭い。全長60cm、翼開張150cm、体重2kg。

属性:水(火に強く風に弱い)

HP:中程度
MP:小程度
攻撃力:中程度
防御力:小程度
敏捷性:中程度
運:中程度
知能:低い

攻撃手段:

カモメ・ストライク:鋭利なクチバシを剣にして、空中から突撃攻撃。ダメージ中程度。中距離・長距離攻撃。無属性。

水鉄砲:水圧の弾丸を吐いて飛ばす。ダメージ小程度。中距離・長距離攻撃。水属性。

水・氷耐性:パッシブスキル。水属性と氷属性の攻撃が効きにくい。

参考:1PCで2匹分の強さに匹敵。

・サーベルフィッシュ

解説:ジャイアント・インパクト・タコと共生関係にあり手下関係にある魚。鋭利な剣裁きが特技で、海中戦が得意。性格は無骨な武士。

外見:サンマに似ているが、鼻が鋭利な剣になっている。全長40cm。鼻の剣先は刃渡り30cm。体重は400g。

属性:水(火に強く風に弱い)

HP:小程度
MP:小程度
攻撃力:中程度
防御力:小程度
敏捷性:中程度
運:小程度
知能:低い

攻撃手段:

サーベル・ストライク:鋭利な鼻を剣にして、海中から剣術攻撃。ダメージ中程度。近距離・中距離攻撃。無属性。

チャージ:剣術攻撃の攻撃力を2倍から3倍程度に倍増。2倍程度なら2ターン、3倍程度なら3ターン、待機期間がある。(サーベル・ストライクの攻撃力が(2ターンで)「ダメージ大」・(3ターンで)「ダメージ特大」程度へ変化する)

水・氷耐性:パッシブスキル。水属性と氷属性の攻撃が効きにくい。

参考:1PCで2匹分の強さに匹敵。

・電撃クラゲ

解説:ジャイアント・インパクト・タコと共生関係にあり手下関係にあるクラゲ。電気攻撃が特技で、海中戦が得意。性格はふらふらしている気分屋。

外見:ふわふわしている透明状の青いクラゲ。傘径30cm。体重6kg。

属性:水(火に強く風に弱い)、電気(鉄・銅・水に強く、木・ゴム・ガラスに弱い)

HP:小程度
MP:中程度
攻撃力:中程度
防御力:中程度
敏捷性:小程度
運:小程度
知能:低い

攻撃手段:

電撃攻撃:全身に電気をまとわせて攻撃してくる。ダメージ中程度。近距離攻撃。状態異常として麻痺を付与。電気属性。

絡み付き:全身で絡み付いてくる。ダメージ小程度。近距離攻撃。状態異常としてスタン(1ターン)を付与。電気属性。

水・氷・電気吸収:パッシブスキル。水属性、氷属性、電気属性の攻撃を吸収。

参考:1PCで2匹分の強さに匹敵。

<味方NPC>

・ナイト・ウィング

解説:ワスプのバーテンダー&コック。二十代後半の男。基本的に二枚目だが、しゃべり方が変なので三枚目でもある。クールな性格だが、実は人情に熱い野郎。普段は調理スタッフを担当しているが、たまにワスプの依頼に同行して戦闘依頼を手伝うこともある。

ジョブタイプ:トリックスター。素早さとトリックに自信あり。魔術は使えない。

属性:無

攻撃手段:

ナイフ投げ:ワスプ特製ナイフを投げて攻撃。近距離・中距離攻撃。ダメージ中程度。命中率はほぼ100%。無属性。

ナイフ裁き:ナイフを両手に持ち白兵戦もこなす。近距離攻撃。ダメージ小から中程度。無属性。

ヒット&アウェイ:キレるスピードと華麗な手品で敵陣をかき混ぜながらナイフ攻撃&戦線一時離脱。無属性。

手品:色々なタネを持っているが、主に敵をかく乱させることを得意とする。

脱出ロケット:戦闘から離脱する手品。対ウマウマドラゴン戦のときにも披露済み。

・漁船スズメバチ5号

解説:ワスプ(サウザンランド支部)が所有する巨大な漁船。船にはワスプのロゴである「スズメバチ」の絵が描かれている。

スペック:

総トン数:500t
長さ:60m
深さ:5m
幅:10m

漁獲量:400tまでOK。(ジャイアント・インパクト・タコ1匹程度は余裕)

定員:30名は余裕(実際のシナリオで30PCが参加することはないでしょうが)

速度:エンジンは最高レベルの実装。フルスピードでシーフード海域をすいすいと進める。船長の腕が良ければ、敵の追撃から難なく逃げられるスペック。

攻撃手段:魚雷を10発実装。ダメージ中程度。中距離・長距離攻撃。無属性。

耐久力:

★★★★★(★5個分)

★=特大ダメージ1回分=大ダメージ2回分=中ダメージ4回分=小ダメージ8回分

*特大ダメージ5回分で船が大破

特記事項:このシナリオは船が大破したらゲームオーバーとなります。耐久力(★5個分)を考慮の上、戦闘&捕獲に臨みましょう。


【参考イメージ】注意:写真は飽くまでイメージです。実物の商品・実際のサービスとは異なることもございますので、あらかじめご了承ください。


【冒険者ギルドワスプ】

解説:当ギルドでは、戦闘依頼を始めとした数多くの依頼を取り揃えております。例えば、近日中に開催される「ジャンクフード祭り」に備えて、現在は大タコ捕獲の依頼があります。仕事にあぶれて困ったとき、ぜひワスプの門をお叩きください。きっとあなたにも出来るお仕事があるはずです!


【サウザンランド】

解説:サウザンランドは一年中が初夏の季節である南国国家です。お写真にも映っている通り、蒼くてキラキラした海辺のリゾート地も多数ございます。シーフードや南国フルーツも美味しく、人々も明るく温かな国民柄です。皆様も今年の長期休暇では、サウザンランドへ旅行されるのもいかがですか?


【ジャイアント・インパクト・タコ】

解説:サウザンランドが誇る究極の巨大タコです。マギ・ジスタン世界における最高珍味のひとつです。この大タコ、なかなかの強敵ですが、倒して、食べれば、絶好調の味に驚きです。たこ焼きを作るにしても、格別な一品を調理することができることでしょう。

【アクション案内】

y1.攻める(目標は大タコを捕獲。敵を倒しに行く)
y2.守る(目標は船の守備。向かって来る敵から船を守る)
y3.船を操縦する(目標は船の行動能力を確保)
y4.その他

*アクション案内補足

選択肢3を選択する場合は、PCに「機械系技能」があることが前提となります。(「機械系技能」をお持ちでないPCでは船を上手く操縦できません)また、選択肢3で船長になる場合、戦闘には基本的に参加ができません。(その分、NPCのナイトの「アクション内容」を入力して、代わりに戦闘をしてもらえます。また、船から魚雷を撃てます)

選択肢3を誰も選択しない場合、船長は自動的にNPCのナイト(船免許を所有)になります。ナイトは戦闘に参加できなくなりますが、船の操縦は上手いので、船の行動能力が安定したものとなります。


【マスターより】

 シナリオもいよいよサウザンランド編に突入! 今回(調達編)は南国国家で大タコ相手にひと暴れするお話ですね。そして、「技能訓練」明けの第1回目の戦闘シナリオとなります。巨大タコを始めとする強敵たちに向かって、ぜひ皆様の修行の成果を見せつけてやりましょう! ところで本日のお仕事は、多数の敵がどよめく海上戦となり、足場がやや不利なようです。しかし、知恵と勇気を振り絞って、タコ狩りミッションを無事に遂行するようお願いします。次回では美味しいたこ焼きが食べられますように祈っています!

PS:「新企画 募集案内に登場しよう!」で今回も続々とPCさんたちが登場です。次回以降も続けて行きたいと思います。