「3番目の魔術師事件」第3回(偽装戦闘演習編)

ゲームマスター:夜神鉱刃

【シナリオ参加募集案内】(第3回/*全4回)

 前回の推理編により、風紀委員会と仲間たちによって正体が暴かれたTMたち。
 ここでのお話は、風紀委員会で推理合戦が開かれる前にさかのぼる……。

「ふう、ふう、はあ、はあ……。しつけえな、風紀ども!!」

 ジェームス・ゴーストソン(NPC)は、黒魔術学部の掲示板前でケンカ騒動を起こし、風紀委員会に追われていた。彼は全力で走っている最中だ。
 一方、風紀たちも赤い大玉に乗りながら、全力で追いかけてきた。
 学生街へ逃げ込んだジェームスは、幻覚魔術をだましだまし使いながら、なんとか群衆に紛れ込み、スラム街の方へと出た。

「ふう、はあ……。どうだ? まいたな、こりゃ……」

 ジェームスが壁に背を持たれ、額の汗を拭いていたら……。

「よお、ジェームス! こんなところで何、油を売ってるよ?」

「へえ? ひやあああ!」

 ジェームスが振り返ると、彼の隣に右目眼帯のサイレンス・ドロンズ(NPC)とピグテイルのスライス・ウィンドショット(NPC)の二人がいた。

「おお、サイレンスにスライス! ちょうどいいところに来た! おまえたちの魔術で俺をかくまってくれ!」

 どかっ!!

 サイレンスの右腕から強烈なフックショットが炸裂。
 ジェームスは左ほほを撃たれ、その場でへたれこんだ。

「さ、サイレンス!! おまえ、何を……!!」

 怒りが収まらないサイレンスは、ジェームスの服の襟を引っ張り上げ、吊るした。

「てめえ……。何、勝手なことやってくれてるんだよ!? 白昼堂々、風紀の前で、例の拳銃を使ったよな? しかもブラスト(NPC)までぼこぼこにして大騒ぎ起こしてよ! あの騒ぎのせいで風紀どもに俺らのこと見つかっちまったじゃねえかよ!? あと、ブラストにも目をつけられたなこりゃ? そもそも、ブラストは大物だから、潰すのは計画の最後の方だと散々教えただろう、大バカ!!」

 サイレンスは禍々しそうに一気に言葉を吐き出した。

「バーカ、バーカ!! ジェームスの大バカ!! あんたなんてもうTMクビ!!」

 スライスも口調こそふざけているが、頭にきているようだ。

「ま、待ってくれ!! サイレンスにスライス!! クビだけは……どうか!!」

 必死に頭を下げて頼む仲間を見下ろしながら、サイレンスは提案した。

「よし。チャンスをやろう。風紀委員会を潰してこい。それができたら許してやろう。それと、博士からの伝言だが計画は変更だ。先に風紀委員会を壊滅させろ、と。じゃあな!」

 サイレンスが闇に消えた。

「じゃあな!」

 スライスもどこかへ転移してしまった。

「くうう……。風紀を壊滅させろって……!! どうすれば!!」

 そこに今度は、頭が蜘蛛みたいな黒服の男(NPC)がやって来た。

「お客さん、店前で熱いねえ? で、わりいが立ち話で聞いちまったが、お客さん、人手が必要かい? いやあ、ちょうどうちは冒険者ギルドやっていてねえ……。ま、どうだい、店に入って依頼のご相談でも? ソフトドリンク一杯、おまけで付けるが、どう?」

 ジェームスたちが言い合いをしていたのは、ちょうど冒険者ギルド・スパイダーネストの付近だった。どうやら、通りがかったそこのバーテンダーに今の言い合いを見られてしまったようだ。

 ジェームスは、懐から100万マギンの札束を取り出した。

「博士がくれた軍資金だがやむを得ないな……。蜘蛛頭の兄さん、この金で最強の兵士を雇いたいのだが?」

「ヘイ、毎度アリ!」

***

 ジェームスとブラストがケンカ騒ぎを起こした頃にさかのぼる。
 ジェームスはブラストをノックアウトし、風紀に追われ、学生街へ逃げた。
 その騒ぎを傍から見ていたドニー(NPC)は……。

 何を考えたか、地面で倒れ、みんなに見捨てられたブラストのもとへ駆けて行った。

「ブラストさん、ブラストさん!! お元気ですか!? 大丈夫ですか!?」

 ブラストを揺すって起こそうとするものの、なかなか起きない。
 仲間の不始末なわけだが……。

 ともかく、ここは目立つので、魔樹の木陰までブラストを運んだ。
 そしてドニーは、自分のポケットから全快ポーションを取り出した。
 これは、以前にマープルゼミの調合実習でトーマス(NPC)が作った全快ポーションである。そう、くすねていたのだ。

「ブラストさん、これをどうぞ!!」
「ん? ぐあ、ぐび、ぐび、ごく、ごく……」

 すると、全快でブラストが復活した。

「ふう、いてて……。ち、ジェームスの奴! 油断したな、俺!! ん? おまえは!?」

「ブラストさん、ご無事なようで何よりです! わたくし、錬金術学部一年のドニー・メタファーマンと申します、以後、お見知りおきを!」

 ブラストは事態を把握した。
 どうやら、自分はジェームスの一撃でのされた後、このドニーに介抱されたようだ。
 ダメージ的には戦闘不能(HP0という意味で)までいかなかったが、状態異常睡眠で少し寝てしまっていたらしい。

「ふむ。そうか。ひとまず、礼を言おう。俺はブラスト、言わずと知れた黒魔術学部のエースだ」
「はい、ごもっとも!! ブラストさんは、黒魔術学部どころか聖アスラ学院全体のエースですので、お名前を存じ上げております!」

 ドニーは、やましく擦り寄った。
 これにはブラストもちょっと引いてしまった。
 だが、ドニーの本当の目的は、介抱ではなく……。

「あ、先輩! すんません、タクト落としちゃいました! ちょっと一緒に地面を這いながら探してもらえませんか?」
「おう、いいぞ、そのくらい! 礼だしな!」

 ブラストが落ちているタクトを手に取り、頭を挙げようとした瞬間、ドニーは……。

「おい、ドニーだったか? その白い拳銃は何だ? ジェームスも持っていたよな? もしかして戦争時代の科学兵器とかか? 俺にも見せてくれね?」

「え? なんのことですかな……ははは……」

 ブラストは頭を挙げる前に、転移して回り込み、とぼけるドニーの手元を抑えた。

「とぼけるな! この白い銃のことだ! 話せよ、おまえが何者で、ジェームスが何者なのか。それとおまえが俺を介抱した本当の理由も。さもなくば、今、この場でおまえを魔術で爆発させてもいいんだぜ?」

 ブラストの手元に魔力がこもり、火炎がみなぎる。

「ひゃあああ!! ごめんなさい、ブラストさん、全部、話します!! どうか爆発だけは!!」

 ともかく、ドニーはブラストに暗示をかけて利用するつもりだったが、逆にブラストに捕まってしまった。そして、恐怖に負けて、TMのことを全て話してしまった。

「へえ……。おもしれえじゃんよ、それ!? なかなか興味深いなThird Magicianの活動! いやいや、でもおまえらの気持ちもよくわかる。この学院のシステムって、腐っているよな? それを放置する学院長は頭にウジ虫がわいているだろうし、風紀委員会なんてゴミクズの集まりだよな? いやな、トップの優等生ってのもあんまりおもしれえもんじゃねんだよ。俺もTMになって、超絶大な魔力と共に大暴れして、学院ぶっ壊してやりたいぜ!」

 意外にも、賛同したブラストにドニーは目を丸くしていた。
 今、学院長のところへ連れていかれる覚悟をして、TMの話をしたのだったが……。

「え? ブラストさん、今、なんて仰いましたか? まさか我々にご協力頂けると?」

 ドニーの問いかけにニヤリと笑うブラスト。

「ああ、もちろんさ! 正義は君たちにある! よし、一緒に学院のクソどもを倒そう! 今から俺もTMだ! さあ、仲間たちのもとへ案内してくれ!」

 ドニーは、半信半疑だが、断ることもできない。
 ところで、体育館裏で二時過ぎ、マニフィカ襲撃後にジェームスと待ち合わせがあった。
 その待ち合わせのときに、ブラストも同席してもらうことになった。
(ドニーはマープルゼミがあり、ブラストは別のゼミ発表などで授業に出ないといけないので、午後二時過ぎまで別れることになった)

***

 やがて、ドニーとブラストが体育館裏で待っていると、ジェームスがやってきた。
 お互いが視界に入った瞬間、ジェームスとブラストがにらみあった。

「てめえ!! ブラスト!! おい、ドニー、どういうことだ!」
「ひええ。これには深いわけが!!」
「落ち着くんだ、ジェームス! 今の俺は君たちの仲間だ!」

 ドニーが間を持って、二人を割いた。

「へっ。信用ならないが……。そうか、ブラストの奴、ドニーに操られているのか……」
「よし、ならばジェームス。さっき殴った一発だが、俺を仲間に入れてくれたら免除だ。それでどうだ?」
「ブラストさんもこう言っていることですし、ね、ジェームス?」

 そして、何を思い出したのか、ジェームスはいきなりストレートでドニーの顔面を殴った。

 どが!!

「うぎゃあ! な、なにを!?」

「サイレンスからの伝言だ。マニフィカ襲撃をしくじったので、一発殴っとけとよ。あと、風紀潰してこいって。で、どうする? 俺、ドニー、ブラストでどうやって風紀を倒す?」

「はあはあ……。いてて……。それはそうと、ジェームス……。さっき君、学生街に逃げたけれど、もしかして冒険者ギルドとか寄らなかった? あそこで傭兵雇うとかしてこなかった?」

「おう。それはやってきた。あとで戦力を配達してもらうことになっているんだ。で、四人だな? だが、四人でどうする?」

 TMの二人が議論に熱中していると、ブラストが閃いた。

「そうだ! ウォルター教授(NPC)を使おう! あいつは風紀に恨みを持っているし、戦闘演習の授業を受けたことがあるのでわかるがけっこう強い。俺とジェームスですきを作るから、ドニーが奴に暗示をかければいい。それでどうだ? その後、ウォルターに教員の特権を行使させ、戦闘演習の授業を開かせる。んで、体育館を演習場所に使い、演習の名目で風紀を呼び出し、そこで奴らを壊滅させるのさ!」

 まさかの教授までも洗脳するという恐るべきプラン。
 だが、たしかにそれが一番いい方法かもしれない……。

「わかった。その話に乗ろう。ドニーもいいな?」
「ええ、もちろん」

***

 話は、風紀委員会で推理合戦が終わり、時刻が20時を回った頃まで飛ぶ。
 風紀委員会と仲間の一同は、体育館へ入って行くと……。
 体育館の中央には、ウォルターがいて、ブラストがいて、ジェームスとドニーがいて……。

「やあ、スノウ委員長に風紀のお仲間の皆さん。お久しぶりです、ウォルターです。本日は、私の特別授業にご参加くださりありがとうございます。さて、さっそくですが、戦闘の演習をしましょう。ルールは簡単。私たちとあなた方でガチンコの殴り合い。格闘技の種類も魔術の種類も問いませんので、お互いの好きなスタイルで戦いましょう。どっちかが全滅するまで戦います。なお、校則によれば、戦闘授業は教員と学生の双方の合意がある場合、けがをしても、死んでしまっても、お互いに文句は言わない、責任は免責されるとのことなので、覚悟はいいですね?」

 ウォルター先生の開講宣言にスノウが一歩、前に出て答える。

「先生……。あの聖アスラ像の事件以来、懲りて大人しくなったかと思えば……。今度はTMと組んで、しかも特別授業までセットして、私たちを倒すと? ケガをしても死んでも知らないぞと脅しますか? 本当、恨みがたっぷりで恐縮してしまいます……。先生、今なら間に合いますから、バカなことは止めて、学院長室へ謝りに行きませんか?」

 びしっ、とウォルターはスノウへタクトを向ける。

「スノウさん! 私語は慎み給え! 今は授業中です! そうそう、私は今、ドニーさんに操られているので、意識も記憶もないんですよ! いやあ、勢い余って、何人殺してしまうかわかったものではありませんね、あはは!」

 スノウは堪忍袋の緒が切れた。
 そして、タクトをウォルターへ差し向ける。

「いいでしょう、ウォルター教授。あなたは責任を持って、私が始末します! 今後、この学院で教員ができるとは思わないでください!」

 スノウがそう叫ぶと、今度はブラストが手を叩いて笑っていた。

「ははは。実に愉快な開講宣言じゃねえかよ、先生も風紀も! で、そこにいるのは、コーテスだな? おまえももちろんやるよな? それとさ、せっかくなんで、補助魔術検定のやり直ししねえ? おまえが一位で俺が二位って納得いかねえんだけれど。てめえ、いくら積んだよ? どうせ汚ねえ手でも使ったんだろう、三下!」

 今度はコーテスが怒鳴り返す。

「ブラスト! そんな検定のことなんて……今はどうでもいい! それに、僕は……汚い手なんて……使っていない! そもそも君、黒魔術学部のトップの優等生じゃ……ないのか? TMの仲間なんて……やめろよ!! 退学になるぞ!!」

 くはは、とブラストは笑い出した。

「は? 俺、何言われているのか、わからねえ? 俺、今、ドニーに操られているんだよ! あとさ、これ、ウォルターが開講した授業じゃん? おまえが死んだとしても、俺、一切、責任ねえから。全部、ドニーとウォルターのせいなんで、そこんとこよろしく。で、みんな、コーテス、俺にくれねえ? このバカに人生や魔術の厳しさを教えてやりたいんだわ、俺!」

「ブラスト……。どうやら、君とは……決着をつけないと……いけないようだね……。いいだろう、僕が君の……相手をしよう。君の傲慢さと間違いを……正してあげよう」

 一方、トーマスはドニーに向かって怒鳴る。

「ドニー!! 君、本当にTMだったんだね! 見損なったよ! 僕は、先輩として、君を正しい道へと指導しなくてはならない。説教はだいぶきつくなるけれど、覚悟はいいよね……?」

「ふはは! トーマス、おまえ、本当にバカだよな? 今になるまで僕がTMだと気がつかなったなんて! そのまま操られていれば楽だったものを……。いいだろう、おまえをぶっ倒してやろう!」

 トムロウ(NPC)は、周囲を警戒していた。
 さっきから怪しい気配がするが、そいつが見当たらないからだ。

「あ!! そうか、上だ!! おい、上に、天井に、誰かいるだろう!? てめえ、出てこいよ! 男なら姿を現せや!」

 トムロウが拳銃を天井へ向けると、蜘蛛のような仮面の男が、糸をたどって、するすると、下へ降りてきた。

「よくぞ、俺がわかったな。戦闘が始まったら誰かを奇襲するつもりでいたのだが……。褒めて遣わそう」

「はっ、お世辞なんざ、いらねえよ。そうか、おまえも通常空間で360度動けるユニットか? いいぜ、おまえの相手は俺がやろうか?」

「うむ。頼もう! 久しぶりに骨のある奴とやりあえそうだ……」

 そう言い終えると、蜘蛛男は、するするする、と天井へ戻った。

 そして、余ったメンツは……。

「ぎゃははは! 片腹痛いぜ! こんなガキが俺の相手かよ!」

 ジェームスはティム(NPC)を見ながら、大笑いしていた。

「わーい! やったー! 一番頭が弱そうな奴が対戦相手でよかった!」

 ティムもジェームスを見て、喜んでいた。

「おい、てめえ、喜ぶんじゃねえ! いいさ、どの道、ぶちのめしてやる!」
「うん、やれるもんならやってみて。僕、けっこうすばしっこいよ?」

 NPC同士、各自、対戦相手が決まったようだ。
 スノウ対ウォルター。
 コーテス対ブラスト。
 トーマス対ドニー。
 トムロウ対仮面の蜘蛛男。
 ティム対ジェームス。

 さあ、あなたはどこの組で誰と戦う!?

【解説】

このシナリオは、前半戦の第1回(調査編)と第2回(推理編)の続編です。
今回から最終回の次回まで、鎮圧活動の戦闘シナリオへ移ります。

第3回は、偽装戦闘演習編と言い、その名の通り、戦闘演習の体裁を取っているもの、命の奪い合いの本当の戦闘になります。

まず、戦闘場所のデータを。

<戦闘場所データ>

●聖アスラ学院の敷地内にある体育館。

●体育館データ(2階建て)

・1Fのメインアリーナの広さは100m×100m。(約1万平行メートル)高さは20m。(中間で10m地点に南北に道場がある)

・会議室、研修室、更衣室、シャワー室もあるが、今回は使わない。

・2Fは武道場が二つある。1Fアリーナの北部分の2Fが剣道・空手などの木板の道場。40m×40m。約1,600平方メートル。高さ10m。

・1Fアリーナの南部分の2Fが柔道・合気道などの畳の道場。40m×40m。約1,600平方メートル。高さ10m。

・戦闘は1F・2Fどちらで戦闘をしてもかまわない。

・体育館の大きさ、数値が一応あるけれど、一言で言うと? → すごく広い! 市民体育館の2、3倍の大きさ。

・なぜ、ここまで広い? → 大規模な戦闘魔術の演習が想定されているから。百を超える学部の学生たちが複数クラスに別れてここで体育/戦闘の授業をするから。

・1Fから2Fへは、階段あるいはクライミングウォールから行ける。

・体育館なので倉庫にバスケットボール、バレーボール、バドミントン、卓球台などある。プールはこの体育館内にはない。

・観客席の固定席2,000席。

・防御魔術で守られている体育館なので、装甲がかなり固い。ロケットランチャー、対戦車ライフル、中上位の爆撃魔術を撃ち込まれてもびくともしない。
(思う存分、体育館で戦闘して暴れても、基本的に体育館が壊れることはない)

・体育館内に障害物はない。アリーナがたた広く、一面に広がっている。

●時間帯や天候など

・戦闘演習開始時刻は20時。(終わりの時刻は決まっていない)

・天気は晴れ。星がきれいに観られる夜。

・季節は春。気温は18℃程度。

・体育館内は照明が十分に照らされている。外が20時で暗くても、中は昼間のように明るい。

次に、敵対NPCの情報を。

<敵対NPCデータ>

●ハインリヒ・ウォルター

年齢:40代程度
性別:男性
職業:聖アスラ学院魔導動物学部教授
解説:以前に聖アスラ像をめぐる事件で風紀にお世話になる。そのときの逆恨みか? 本人は操られている、そうだが……。
外見:中肉中背。背広姿。白人。

HP:大程度
MP:特大程度
物理攻撃力:小程度
魔術攻撃力:大程度
物理防御力:中程度
魔術防御力:大程度
敏捷性:中程度
知能:特大程度
運:小程度
属性:土、闇。

ジョブタイプ:召喚魔術師(以下の魔導動物を召喚する。一種類召喚しているときは他の種類は召喚できない)

デフォルト攻撃:タクトによるストーンボール(土属性)とダークボール(闇属性)。威力は中程度。近距離、中距離攻撃。範囲は単体。

スキル1:ネオ・ウォルターラット:ウォルターラットの改造版。透明になるスキルと強力な魔石の八重歯の一撃(毒あり)を装備。自爆機能付き。HPは低くほぼ一撃の通常攻撃で撃破が可能。一度に20匹まで召喚できる。

スキル2:メカ・ウマウマドラゴン:機械仕掛けのウマウマドラゴン。拡散型ウマウマビーム(威力が強く状態異常腹ペコになる、範囲は現敵対者複数)、ウマウマ尻尾攻撃(威力が中程度、範囲は単体)を装備。HPは高いがレプリカなので、通常攻撃七撃ぐらいで撃破が可能。一度に1匹まで召喚できる。

スキル3:アリ地獄モグラMk-2:アリ地獄モグラ改の改造版。超次元アリ地獄(神出鬼没にどこからでも異次元に落とし込む行動停止攻撃)。モグラ・ファンネル(モグラたちがファンネルになってレーザー攻撃、威力が中程度の連続攻撃、範囲は現敵対者複数)。HPはやや低く、通常攻撃三撃で撃破が可能。一度に3匹まで召喚できる。

スキル4:春の精:萌えな春の精霊を召喚し、「癒しの風」で主のHPを全快にする。主を回復させた後、春の精は撤退。2発まで使える。

●ブラスト・ゴールドブレイズ

年齢:20歳
性別:男性
職業:聖アスラ学院黒魔術学部の二年生
解説:ドニーによってTMにスカウトされた学院トップレベルの優等生。本人は操られている、そうだが……。
外見:王子様のような服装。金髪碧眼。細マッチョ。

HP:特大程度
MP:特大程度
物理攻撃力:大程度
魔術攻撃力:大程度
物理防御力:大程度
魔術防御力:大程度
敏捷性:大程度
知能:特大程度
運:大程度
属性:四大元素(火、風、土、水)

ジョブタイプ:黒魔術師(天才なので10の違う魔術体系スキルを操る)

デフォルト攻撃:タクトによるファイアボール(火属性)、ウィンドボール(風属性)、ストーンボール(土属性)、ウォーターボール(水属性)。威力は中程度。近距離、中距離攻撃。範囲は単体。

スキル1:ゴールデン・ファイティング・コメット:ゴールドブレイズ家に伝わる黒魔術の奥義。輝く流星のような動きで敵を魔力のこもった連続強打撃で撃破。術中、術者は全ステータスが3ランクアップ。

スキル2:ネオ・アストラルセイバー:魔導科学の魔術。魔術と科学によって生み出された魔剣を召喚。大剣。刃渡りは90cm。攻撃力(物理も魔術も)特大になる。

スキル3:代行虫:魔導動物学の魔術。魔術の甲虫が戦闘不能を仲間NPCと代行してくれる。つまり、ブラストが戦闘不能になっても、ウォルターたちの誰かを戦闘不能にすることで復活できる。パッシブスキル。

スキル4:エーテル体+転移:神秘魔術。体がエーテル体になる+自由に転移できるパッシブスキル。敵対者からの物理攻撃が通り難くなる。パッシブスキル。

スキル5:ホワイト・オート・ポイエーシス:白魔術。常にHP回復の魔力に満たされている。1ターンでHPの1/5が回復。パッシブスキル。

スキル6:サウザンランド・レッドアミュレット:赤魔術。サウザンランドの土着の赤魔術守りにより、状態異常や即死攻撃を無効化。パッシブスキル。

スキル7:ホムンクルス召喚:錬金術。ブラストのコピーを造れる。能力値は変わらないが、3ターンで消える。3体まで出せる。

スキル8:スキル・ブレイカー:補助魔術。あらゆる攻撃を無効にする。3回まで使える。

スキル9:コピーイング:補助魔術。敵の技能を100パーセントの精度でコピーする。

スキル10:冥界の国のアリス:召喚魔術。MAP兵器。冥界から闇精霊のアリスを召喚して、敵対者5人を一度に戦闘不能にする。1回まで使える。

*冥界の国のアリスの強さは・・・。
スキル・ブレイカー>レヴィゼル聖典>冥界の国のアリス>その他の防御魔術やアイテム
(つまり、スキル・ブレイカーかレヴィゼル聖典があれば無効。なお、状態異常ではなく即戦闘不能なので、レヴィゼルのお守りは意味がない)

●仮面の蜘蛛男

年齢:20代後半
性別:男性
職業:冒険者ギルド・スパイダーネストの刺客
解説:ジェームスによって金で雇われた必殺仕掛人。
外見:蜘蛛のようにくねくねしている。全身黒衣で謎の仮面を着けている。

HP:中程度
MP:なし
物理攻撃力:中程度
魔術攻撃力:なし
物理防御力:中程度
魔術防御力:小程度
敏捷性:特大程度
知能:大程度
運:特大程度
属性:無属性

ジョブタイプ:アサシン(敏捷性が高く、暗殺系のスキルを持つが、魔術は使えない)

デフォルト攻撃1:スパイダーネスト:蜘蛛の巣の糸を出して、ワイヤー攻撃をしたり、敵をがんじがらめにする。物理属性中程度のダメージ。ロープにして移動することもある。

デフォルト攻撃2:スパイダーニードル:毒・麻痺針を放つ。近距離、中距離の物理属性小程度のダメージ。範囲は単体。高確率で毒と麻痺。

スキル1:アサシンムーブ:気配を殺して相手に近づき仕留める。目視と感知が基本的にできない。

スキル2:残像ムーブ:猛速度で残像を放つ。3体の仮面の蜘蛛男による同時攻撃。

スキル3:ナイフ投げ乱れ撃ち:ナイフを乱れ撃つ。現敵対者複数に物理属性の中程度のダメージ、同時複数回。

スキル4:即死攻撃:高確率で、一撃で相手を戦闘不能にする。5発まで使える。

アイテム:HP全快ポーション:対象のHPを全快するポーション。1回きりの消耗品。

●ジェームス・ゴーストソン

年齢:19歳
性別:男性
職業:聖アスラ学院黒魔術学部一年生
解説:TMのひとり。幻覚の魔術師だが、実力は劣等生。白い拳銃を使う。
外見:立てた青髪マッチョ。黄色の目。南国人の服装。

HP:中程度
MP:小程度(魔力召喚機を使うと特大)
物理攻撃力:中程度
魔術攻撃力:小程度(魔力召喚機を使うと特大)
物理防御力:中程度
魔術防御力:小程度(魔力召喚機を使うと特大)
敏捷性:小程度
知能:小程度
運:小程度
属性:闇属性

ジョブタイプ:黒魔術師(専門は幻覚)

デフォルト攻撃:ダークパンチ:闇属性の打撃攻撃。近距離にいる単数の敵対者に小程度のダメージ。魔力召喚機を使うと大程度のダメージ。

スキル1:幻覚魔術:敵対者に幻覚を見せる。幻覚は五感を欺く。魔力召喚機がないと成功率は低い。魔力召喚機を使うと必ず成功。

スキル2:幻眠打破(げんみんだは):闇から幻覚の拳を召喚して近距離の敵対者をぼこぼこにする。魔力召喚機がないとダメージは小程度。魔力召喚機を使うと特大程度のダメージ+状態異常睡眠1ターン。

アイテム:魔力召喚機:見た目は小型の白い拳銃。使用すると、3ターンの間、絶大な魔力を引き出せる。戦争時代の非人道兵器であり、使用者の寿命を削る。

●ドニー・メタファーマン

年齢:19歳
性別:男性
職業:聖アスラ学院錬金術学部一年生
解説:TMのひとり。暗示の魔術師だが、実力は劣等生。白い拳銃を使う。
外見:四角眼鏡、坊ちゃん刈りの不細工な男。錬金術師のローブを着ている。

HP小程度
MP:小程度(魔力召喚機を使うと特大)
物理攻撃力:小程度
魔術攻撃力:小程度(魔力召喚機を使うと特大)
物理防御力:小程度
魔術防御力:小程度(魔力召喚機を使うと特大)
敏捷性:小程度
知能:小程度
運:小程度
属性:金属属性

ジョブタイプ:錬金術師(専門は暗示)

デフォルト攻撃:タクトによるゴールデンボール。金属の魔弾を撃つ。近距離攻撃、小程度のダメージ、範囲は単体。魔力召喚機を使うと大程度のダメージ。

スキル1:自己暗示:自分のステータスを暗示の力で10ランク格上げする。魔力召喚機がないと成功率は低い。魔力召喚機を使うと必ず成功。

スキル2:他者暗示:目から怪しい光線を出して暗示で対象を操る。魔力召喚機がないと成功率は低い。魔力召喚機を使うと必ず成功。

アイテム:魔力召喚機:見た目は小型の白い拳銃。使用すると、3ターンの間、絶大な魔力を引き出せる。戦争時代の非人道兵器であり、使用者の寿命を削る。

そして、味方NPCのデータは以下になります。

<味方NPCデータ>

●スノウ・ブロッサム

年齢:21歳
性別:女性
職業:聖アスラ学院文学部三年生
解説:風紀委員会委員長。文学少女だが黒魔術の使い手。
外見:緑の長髪(三つ編み)、銀の目、目がね。ちょっときつそう。

HP:中程度
MP:大程度
物理攻撃力:小程度
魔術攻撃力:中程度
物理防御力:中程度
魔術防御力:中程度
敏捷性:中程度
知能:大程度
運:中程度
属性:無属性

ジョブタイプ:黒魔術師(攻撃魔術しか使えない)

デフォルト攻撃:タクトによる魔弾。無属性の魔弾を撃つ。近距離、中距離攻撃で、ダメージ小程度。範囲は単体。

スキル1:フレアキャノン:火炎系中位魔術。大爆発を起こす。現敵対者複数に火属性の大ダメージ+状態異常火傷+爆撃で吹き飛ばす。

スキル2:タイダルウェーブ:水系中位魔術。津波を部分的に召喚。現敵対者複数に水属性の大ダメージ+ランダムで敵の位置転換。

スキル3:ハリケーン・クラッシャー:風系中位魔術。ハリケーンを召喚。敵一体に猛烈な風の打撃で身体を捻じ曲げて大ダメージ+スタン1ターン。

スキル4:アサルトコメット:土系中位魔術。人工的に隕石を召喚して落とす。敵一体に強烈な石の打撃大ダメージ+状態異常混乱。

スキル5:強化魔弾:デフォルト攻撃の上位魔術。無属性の魔弾を撃つ。近距離、中距離で、ダメージ特大程度。範囲は単体。2発まで。

アイテム:コーテス・ポーション:攻撃魔術しか使えないスノウのためにコーテスが調合してくれたポーション。回復対象はスノウのみで、HP大程度回復。1回きりの消耗品。

●コーテス・ローゼンベルク

年齢:20歳
性別:男性
職業:聖アスラ学院文学部二年生
解説:風紀委員会副委員長。歴史少年だが白魔術の使い手。
外見:立てた赤い髪。黄金の目。おっとりしている。背が高い。

HP:中程度
MP:大程度
物理攻撃力:小程度
魔術攻撃力:小程度
物理防御力:大程度
魔術防御力:大程度
敏捷性:中程度
知能:大程度
運:大程度
属性:無属性

ジョブタイプ:白魔術師(補助・回復魔術しか使えない)

デフォルト攻撃:タクトによる魔弾。無属性の魔弾を撃つ。近距離、中距離攻撃で、ダメージ小程度。範囲は単体。

スキル1:ハイランダーズ・バリア改:コーテスの魔術バリア。自身にも仲間全体にもバリアが張れる。物理・魔術いずれの攻撃も防ぐ。ダメージの大半を軽減。(一度、TMに破られているので改良した)

スキル2:パワームーブ:補助魔術で全ステータスを3ランク上げる。自身のみにかけられる。3ターンで効果が切れる。

スキル3:スキル・ブレイカー:補助魔術。あらゆる攻撃を無効にする。3回まで使える。

スキル4:コピーイング:補助魔術。敵の技能を75パーセントの精度でコピーする。

スキル5:スターライトヒール:回復魔術。同時に戦う仲間全員のHPを大程度回復。

アイテム:スノウ護符:攻撃魔術が使えないコーテスのためにスノウが調合した護符。強化魔弾を1発だけ撃てる。近距離、無属性の特大程度のダメージで、範囲は単体。

●トーマス・マックナイト

年齢:20歳
性別:男性
職業:聖アスラ学院錬金術学部二年生
解説:風紀委員会ヒラ。おどけているけれど、根は真面目でいい奴。
外見:茶髪のポニーテールに背広。

HP:小程度
MP:中程度
物理攻撃力:小程度
魔術攻撃力:小程度
物理防御力:小程度
魔術防御力:小程度
敏捷性:中程度
知能:中程度
運:大程度
属性:金属属性

ジョブタイプ:錬金術師(努力はしているがあまり強くない)

デフォルト攻撃:タクトによるゴールデンボール。金属の魔弾を撃つ。近距離、中距離攻撃で、ダメージ小程度。範囲は単体。

スキル1:サンドゴーレム召喚:ゴーレムの中でもランク低位のゴーレムを召喚。砂の巨人。ゴーレムは、ゴーレムパンチ(土属性、近距離、単体、ダメージ中程度)とストーンボール(土属性、中距離、単体、ダメージ中程度)を放てる。また、通常攻撃3回程度で撃破されるが、援護防御もしてくれる。

スキル2:ホムンクルス召喚:トーマスのホムンクルスを召喚。能力は同じだが、3ターンで消える。2体まで出せる。

アイテム1:マープル護符・回復:トーマスがマープルゼミで調合した護符。護符は1回きりの消耗品だが、同時に戦う仲間全員のHPを大程度回復。(ホムンクルスもそれぞれ1枚ずつ使える)

アイテム2:マープル護符・爆撃:トーマスがマープルゼミで調合した護符。護符は1回きりの消耗品だが、爆発して現敵対者複数に大程度のダメージ。(ホムンクルスもそれぞれ1枚ずつ使える)

●トムロウ・モエギガオカ

年齢:20歳
性別:男性
職業:イースタ大学情報科学部二年生
解説:イースタ大学異文化交流委員会副委員長。コーテスの親友。萌えの魔王。
外見:イケメン東洋人だが超オタク。

HP:大程度
MP:中程度
物理攻撃力:中程度
魔術攻撃力:中程度
物理防御力:中程度
魔術防御力:中程度
敏捷性:大程度
知能:中程度
運:大程度
属性:電気と萌え

ジョブタイプ:萌え魔導士(オタクマスターとも言う。東洋の萌えた魔術や銃撃が特技)

デフォルト攻撃:トムロウ・レボルバー:トムロウ愛用の二丁拳銃。痛い萌え絵も付いている。属性は電気。近距離、中距離で中ダメージ。範囲は単体。たまに状態異常、麻痺を与える。

アイテム:回転シューズ:トムロウの動きを通常空間で360度の回転・歩行を可能にする。

スキル1:スパイラル・激・電磁砲:二丁拳銃の最大出力砲撃の拡散型。一度に複数の敵にランダムダメージ。近距離、中距離、遠距離で、ダメージは小から特大まで。たまに状態異常、麻痺を与える。

スキル2:五月雨シューティング:回転シューズとデフォルト攻撃の合わせ技。トムロウが天井付近から、360度回転しながら、敵全体に猛烈な連射攻撃をランダムで仕掛ける。ダメージはデフォルト攻撃程度だが、連続攻撃。

スキル3:変異体質:戦闘不能になっても、10回まで即時に復活できる。ただし、復活時のHPは1程度。

スキル4:萌えた国のアリス:召喚魔術。萌えた国から萌え属性の精霊アリスを召喚する。アリスが萌え萌えうきゅん、とやってくれて味方のオタク系ユニットと萌え系ユニットの全能力が一時的に5ランク上がる。1発まで。MAP兵器。

●ティム・バトン

年齢:15歳
性別:男性
職業:ワスプの手下。料理人も冒険者もこなす。
解説:ワスプから派遣されたPCヴィオレッタを援護するべく、ワスプ本部から送られてきた増援。まじめで妹思い。
外見:15歳相応の少年の外見。白人。ワスプに入る前はワルだったこともあり、戦闘時はシーフになる。

HP:小程度
MP:なし
物理攻撃力:中程度
魔術攻撃力:なし
物理防御力:中程度
魔術防御力:小程度
敏捷性:大程度
知能:小程度
運:大程度
属性:無属性

ジョブタイプ:シーフ(敏捷性が高く、盗む系のスキルを持つが、魔術は使えない)

デフォルト攻撃:小型の二丁ブーメラン:白兵戦も投擲(とうてき)もできる優れもの。白兵戦時は、近距離、物理属性小ダメージ。投擲時は、中距離、遠距離、物理属性小ダメージ。投擲しても魔術で細工が施されているので、必ず手元に帰って来る。いずれも範囲は単体。

スキル1:武器を盗む:敵対者一人の武器を盗み、攻撃力を低下させる。

スキル2:やる気を盗む:敵対者一人のやる気を盗み、1ターン、無気力にさせる。

スキル3:時間を盗む:敵対者一人の持続系スキル(例えば、魔力上昇3ターンの間など)の時間を盗み、持続時間を1ターン無効にする。(例えば、魔力上昇「3ターンの間」であれば、「2ターンの間」に変更させる)

アイテム:スペシャルホットドッグ:ティム特製の豪華で美味しいホットドッグ。対象一人のHPを全快させる。1回きりの消耗品。

敵味方、どちらもNPCのデータが出たところで、初期位置の説明に入ります。

<初期位置>

・体育館中央にウォルター教授(南向き)が立っています。ウォルターから見て右にブラスト。左にドニーにジェームス。上の天井に仮面の蜘蛛男がいます。

・味方NPCたちは、それぞれの相手と向き合って立っています。ウォルターの前にスノウ。ブラストの前にコーテス。ドニーの前にトーマス。ジェームスの前にティム。仮面の蜘蛛男の真下にトムロウ。

・PCさんたちは、戦闘開始の初期位置を好きな場所から選べます。

<補足 属性対応表>

・この世界での属性対応は以下のようになります。戦闘のご参考にどうぞ。

・強弱(>)がある属性は、自分が攻撃対象よりも強い属性なら攻撃ダメージ増加、自分が攻撃対象よりも弱い属性なら攻撃ダメージ減少となります。自分が防御対象よりも強い属性なら防御ダメージ減少、自分が防御対象よりも弱い属性なら防御ダメージ増加となります。

・正反対の属性は、お互いにダメージ増加となります。

風>水>火>土>風

光←→闇

物理←→魔術

萌え←→萎えているもの

電気←→水、金属、ゴムなど

金属←→電気、酸化・腐食など

無属性:全ての属性のダメージ増減はデフォルトのまま一定。

最後に、勝利条件と敗北条件の説明です。

<勝利条件>

・敵NPC5人を倒すこと。(内訳:ドニーとジェームスは必ず戦闘不能に追い込む。ウォルター、ブラスト、仮面の蜘蛛男は戦闘不能にするもしくは戦場から撤退させれば可)

補足:ウォルター、ブラスト、仮面の蜘蛛男は特定の条件で撤退します。

<敗北条件>

・味方のPCが全滅すること。

もしくは

・味方のNPCが全滅すること。

注意:今回は味方NPCの生存も条件に入っています。味方NPC5人が全員やられてしまったらゲームオーバーです。

注意2:第3回で敗北すると第4回は打ち切りになります。また、風紀委員会が潰れるので、今後、風紀委員会シナリオは出なくなる可能性もあります。

【予想されるQ&A】

Q1:第3回から飛び入り参加ってできますか?

A1:はい、できます。その場合、当シリーズの第1回と第2回の募集案内/リアクションも読んでおくと参入がスムーズになります。

Q2:第3回以降も推理はしますか?

A2:いいえ、推理パートはもう終わりました。あとは鎮圧のための戦闘に入ります。

Q3:魔力召喚機は敵全員が持っていますか? あるいは、敵全員が使ってきますか?

A3:いいえ。第3回ではジェームスとドニーしか使いません。ウォルターとブラストは使いません。仮面の蜘蛛男は魔力がないので使えません。

Q4:仮面の蜘蛛男って、以前のシナリオでもどっかで見たような・・・。

A4:まあ、冒険者ギルド業界も不況ですので、察してあげてください。

Q5:敵NPCの強い順を教えてください。

A5:ブラスト>ウォルター>仮面の蜘蛛男>ジェームス>ドニー

Q6:味方NPCの強い順を教えてください。

A6:コーテス>スノウ>トムロウ>ティム>トーマス(ただし、それぞれ特性が違うユニットなのでこの順位は絶対ではありません。飽くまで目安)

Q7:例えば10PCの参加があったとします。敵対NPCは5人いるので、2PCずつ振り分けた方が戦略上、好ましいですか?

A7:必ずしもそうとは言えません。一人の敵対NPCに対して、PCさんの振り分けを0人にしてもいいですし、5人以上でかかって行ってもかまいません。敵対NPCの強さもばらけています。

Q8:NPC同士で自動戦闘させてもいいのですか?(つまり、組によっては、PCの振り分け0人という選択)

A8:はい、かまいません。その場合、リアクションではほとんど描写されませんが、リアクション終了時に自動的に決着がつきます。

Q9:魔力召喚機(白い拳銃)をジェームスやドニーから取り上げて自分で使ってもいいですか?

A9:推奨はしません。この世界の認識では核兵器+危険ドラッグみたいなものですので。またPCの寿命が削られるので、その意味でも推奨しません。

Q10:味方NPCって、どうやって動かすのですか?

A10:「アクション」で、自分のPCの行動以外にも、NPCを指定して行動を書いてあげてください。ただし、字数は800字以内という変更はありません。なお、NPCについて「アクション」で触れない場合、マスターの方からアドリブでNPCを動かします。

【参考イメージ】注意:写真は飽くまでイメージです。実物の商品・実際のサービスとは異なることもございますので、あらかじめご了承ください。


【戦闘演習?】


解説:突然、ウォルター先生によって開講された戦闘演習の授業。しかも受講生は風紀委員会にTMたちという、いかにもあからさまな偽装講習ですね。なおかつ、何を思ったのか、アスラ学院長まで許可のハンコを押してしまったとのこと。さて、戦闘するには絶好の広々とした体育館。戦闘演習であるというならば、思いっきり演習をして、ウォルター先生たちを倒してあげましょう! 先生、お願いですから、変なネズミを発明したり、聖アスラ像を破壊したり、TMと組んで暴れたり、悪いことばかりしないでください!

【魔力召喚機】



解説:ジェームスやドニーが使っている悪いやつですね。寿命を削るが、魔力を膨大に押し上げるブースター。かつての戦争時代の非人道兵器。現代日本で言う、核や麻薬みたいなもの。なぜ、こんな代物を彼らが所有しているのかはわかりませんが、第4回にはわかることでしょう。このシナリオの戦闘では、ジェームスやドニーの魔力召喚機に注意を払いながら戦いたいですね。即戦闘不能は嫌ですし。(なお、参考写真はイメージですので、拳銃が白くないですが、ご了承ください。)

【赤い仮面のトム・スリー】



解説:あか〜い♪ あか〜い♪ 赤い仮面の……。と、歌って現れた援軍、トムロウ・モエギガオカ。この男、シナリオに登場する度に変態ネタで笑いを誘う超オタクですが、戦闘のときはそれなりにやります。過去のイースタ大学での戦闘訓練シナリオでも戦ったことがありましたが、銃撃と東洋魔術の専門家です。今回は味方NPCとして一緒に戦ってくれます。はたして、トムロウは役に立つのでしょうか? その答えは、彼の赤いトランクスに聞いてください!

【ティム】



解説:トムロウと同時期に現れたワスプからの援軍。実はティム少年も過去のウマドラシナリオで登場しています。過去に登場したときは、ティムたちから依頼を受けて、PCの皆さんは、ウマウマドラゴンという強敵と戦い、卵の争奪戦をやりましたね。ティムって、実はシーフだったんですよ。ワスプに入る前は、ちょいワル少年でした。でもシーフとしての実力は今でも健在ですし、真面目に努力して強い冒険者にもなっています。戦闘でもそこそこ期待できるかもしれませんね。あと、ティムと言えばホットドッグ! 目指せ、ホットドッグスタンドの店長、みたいなことも以前のマギケットのシナリオでありました。

【アクション案内】

y1.ウォルター教授と戦う(スノウが同行)
y2.ブラストと戦う(コーテスが同行)
y3.仮面の蜘蛛男と戦う(トムロウが同行)
y4.ジェームスと戦う(ティムが同行)
y5.ドニーと戦う(トーマスが同行)
y6.グループアクションでチーム戦を挑む
y7.その他

補足1:このシナリオでできることは基本的に戦闘のみです。

補足2:y6.を選ぶ際には、背後が違う場合、事前にPL様同士で相談し、グループアクション申請をお願いします。チーム戦はどの敵対NPCに対しても仕掛けられます。

補足3:このシナリオは連続シナリオですが、任意の回のみ参加することもできます。


【マスターより】

前回は推理編おつかれさまでした! 皆さん、ナイス推理でした。全体的な評価は良かった方ですが、何点か解明できていない箇所もありました。予告とおり、その辺はNPCたちによって解明されてしまうペナルティも何割か出てしまいました。通常のシナリオよりもNPCがやや多めに出ているのは、そのせいです。ご了承ください。それと、お約束の攻略ボーナスアイテムも出ていますので、各自、ステータス画面を確認してみましょう。さて、今回からいよいよ戦闘パートに入ります。戦いたい敵対NPCで選ぶのもよし、一緒に戦いたい味方NPCで選ぶのもよし、戦略上の計算で戦う場所を選ぶのもよし、皆さん次第です。久しぶりの戦闘シナリオとなりますので、思う存分、暴れてしまってくださいね。ちょっとやそっとでここの体育館、壊れたりしませんから。マスターも今からうきうきして皆さんのファイトをお待ちしております。

補足:今回の募集案内もPCさんの登場はありません。内容的に過去にさかのぼる話が出てきたためと、対戦相手が先に決まってしまわないためにです。ご了承ください。