『Velle Historia・第1章〜忌わしき水の記憶』
ゲームマスター:碧野早希子
【シナリオ参加募集案内】(第1回/第1章全4回)
ヴェレシティ湾岸部にある、天宮遺跡(ヴァーヌスヴェレ・ルイン)にて、遺品を発掘しているナガヒサ・レイアイル博士。彼は自ら設立したコングロマリット(複合企業)、『L・I(レイアイル)インダストリー』の遺跡発掘課の社員を伴って、製品開発の為のサンプル収集という名目で来ている。 その最中、アール・エス・フェルクリンゲンと名乗る、青い長髪の男性が現れた。 「久しぶり、レイアイル博士」 嫌な過去でもあったのだろうか、ナガヒサの表情は曇っていく。 ナガヒサの知り合いらしいアール・エスは、周囲を見回してこう言った。 「盗掘かな? 博士とあろうものが、嘆かわしい」 「私は政府の許可を得て発掘しています。邪魔しに来たのなら帰ってもらいましょうか」 「邪魔? とんでもない。俺はお前の製作品――いや、複製品とでも言うべきかな。それが欲しいだけだよ。あと……まあ、これは個人的な事だから関係ないがね」 それだけ言って去っていくアール・エス。 不安を感じてならないナガヒサは、ネゴシエイター(交渉官)のラウリウム・イグニスと、ディテクティヴ(探偵)のエスト・ルークスに相談する。 「アール・エスって人、好意的とはいえない発言ね」 「もしかしたら私怨って事は考えられないの?」 「私怨? それは……どうでしょうかね。ただ、彼の狙いは製作品ではないような気がするのです。多分ね」 どちらにしろ、二人の後見人であるナガヒサの身を案じ、護衛をする事に決めた。 とはいえ、ヴェレスティア司法公安局に頼もうにも忙しく、そこまでは警察官を送る事が出来ない。そこで、護衛と遺跡発掘の手伝いを募集する事にしたのだった。 |
【アクション案内】
o1.ラウリウムと共にナガヒサの護衛をする o2.ナガヒサと共に遺跡発掘の手伝い(現在は遺跡内の住宅区のみ限定) o3.エストと共にアール・エスの後を追ってみる o4.その他 |
【マスターより】
てなわけで、いよいよ長き物語の始まり――まだ第1章ですけれども――となる のですが、久しぶりに書くわけですから(小説に関しては個人的に同人誌で毎回 書きまくってはいるものの)、最後まで感覚が戻るか怪しいです。うーん……。 参加される皆さんも最後まで宜しくお願いします。 |
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